学生時代には飲食系のアルバイトを2つ兼任していました。1つは効率と回転率を求められるファーストフード系のお店。もう1つはしっかりとしたサービスが求められる高級店です。タイプが異なる仕事を経験することで、何かしらのプラスになると漠然と思っていました。就職活動では“面白そうな仕事に就きたい“と考え様々な企業の説明会に参加したのですが、その中で一番魅力的だと思ったのが当社でした。急成長している会社であれば多くのことを学べ、結果を出せば認めてもらえると感じたからです。入社後はアルバイト時代とは責任の重さが変わり、身が引き締まる思いになりました。また、当時の経験を踏まえ、まずは信頼される店長になることを一番の目標にしていました。

私は年下のアルバイトスタッフに対しても「●●さん」と話しかけています。また、あだ名で呼ぶこともしません。特定の人だけ呼び方を変えてしまうと、どうしても不公平感が出てしまうと考えているからです。何か問題が起きたときもスタッフを頭ごなしに叱ることはせず、まずは原因からしっかり聞き、その上で再発防止のためのアドバイスを伝えるようにしています。私は店舗立ち上げに携わる機会が多く、様々な店舗を経験しましたが、その度にアルバイトスタッフとの接し方には気を配りました。やり方もそれぞれの店舗で異なるため、良い部分は残し、改善すべきところは指導していく。そのためには敬意を持って接していく必要があります。まずは自分がお手本となって率先して動く。それを続けていくことでスタッフからの信頼を得られ、結果として良い店舗となっていきます。

入社1～2年目で複数の店舗運営に携われたのが、良い経験となっています。やはり自分が携わった店舗を良くしたいという気持ちが強いので、チラシやPOPをはじめ、清掃から備品管理を見直し、改善していきます。分からないことがあればすぐ上司に相談できるため、一人で悩みを抱え込むことはありません。一番印象に残っているのは、初めて新店舗の立ち上げ作業に携わったときの経験。正直不安がありましたが、同じエリアの先輩やスタッフが駆けつけて手伝ってくれたのが心強かったです。ソファーや機器の設置からバルーンなどの装飾まで、学園祭の前日のような一体感がありました。お店の立ち上げ作業は大変ですが、1度経験してしまえば、「次はもっと効率よくできる」と、またやってみたい気持ちになります。

地域性を考えた割引サービスを企画したり、チラシをつくったりするのも店長の仕事です。例えば会社員の方が多い店舗ですと、近隣の居酒屋に割引チケットを置かせていただく交渉をしたり、飲み放題のキャンペーンを独自に考えたりできます。主婦層や学生が多い地域だとその方々が喜びそうなキャンペーンをつくります。“入りやすいカラオケ店”としてお客様に喜ばれる施策を考えていく過程はとても面白いです。上司に相談したり、近隣のライバル店からヒントをもらったり。ルーティン業務も多いですが、その中身は日々変わります。正解は1つではありません。上手くいったときも、そうでないときも、次に活かすことで一歩ずつ前進できます。現在はエリアNo.1店舗を目標に掲げ取り組んでいます。