自宅近くのバンバンに憧れの先輩が勤務していたため、いつかはここで働いてみたいと漠然と考えていました。

当初はアルバイト希望で応募、即採用となったのですが、そのとき先輩は既に退職と予想外の展開に。しかし、いざアルバイトをしてみると、接客は楽しく、周りのスタッフも親切で、先輩のことはすっかり忘れてしまい、一気にこの仕事にハマっていきました。

その後、2年半ほどはアルバイトとして勤務していましたが、ちょうど子供が小学校に上がる時期だったこともあって、安定した生活を求めて社員として働きたいと決意。その思いを当時の店長に相談したところ、私の仕事ぶりに対する高い評価と「社員としても活躍できる」との嬉しい言葉をくれたため、自信を持って入社試験に臨むこととなりました。結果、内定をもらうことができ、現在は店長として頑張っています。

社員になってからは、予算管理や人事管理といったアルバイト時代には経験しなかった新たな仕事が一気に舞い込んできました。

最初はわからないことだらけでしたが、そのとき上司であった店長に疑問が出てくる度にしつこいくらい教えを請い、完璧に覚えるまで指導していただきました。

店長のレクチャーはどれもわかりやすく、「原因と結果を知って物事の本質を知る」という事例を使った教えは、当時右も左もわからなかった私の考えを大きく変化させ、私に多大なる影響を与えてくれました。

この教えは、今では店長になった私の礎となっており、壁にぶつかったときやわからないことに直面したときには、基本に立ち返って必ずこの教えを思い出すようにしています。

サービス業である我々の仕事は何より人材が大切。そのため、スタッフに対するケアには特に力を注いでおり、積極的なコミュニケーションをとることを最重視しています。

私自身、遅番の勤務時間が多く、あまり顔を合わさないスタッフもいますが、出来うる限り時間を作り、直接会って話をするようにしています。気持ちよく働いてもらうためには、不満を取り除くことが一番大事。そのため、漠然と話すのではなく、ストレスなく楽しく働いてもらえるよう丁寧にコミュニケーションをとっています。

また、自分がやらないことをスタッフに強要しないよう意識しています。例えば、掃除をやらない店長がスタッフに掃除をするよう指示を出したら、そこには必ず不満が生まれます。指示を出す立場だからといって胡座をかかず、積極的に自ら率先して手を動かすことを心掛けています。

私がアルバイト時代、そのときの店長に感じたように、スタッフの憧れや見本となる存在でありたいと思っています。

現在は店長という立場ですが、将来的にはGL（グループリーダー）を目指しています。

二年半ほど店長職を経験し、店長に求められることやするべきことなどが私なりにわかってきました。GL昇格の夢が叶った暁には、私自身が経験したことを、店長に余すことなく伝え、店舗運営をサポートしていきたいと思っています。そして、店長とともに売上貢献に繋げられたら、これ以上ない喜びとなりそうです。